Smart Nature City ちとせ
命とくらしを守るまちづくり ~“いつもの便利”と“もしもの備え”~

特別講演

「自然資本を大切にする町づくり ~SDGsとESGの視点から考える持続可能性~」

藤田 香
日経BP 日経ESG編集 シニアエディター
日経ESG経営フォーラム プロデューサー
富山大学客員教授

藤田 香 氏

産業界では自然を大切にする「自然資本経営」が広まりつつある。こうした経営はSDGs(国連の持続可能な開発目標)に貢献し、ESG投資を呼び込むことにつながる。町づくりでも、SDGsやESGの視点から持続可能性を考えることが重要になってきた。

■略歴
富山県生まれ。東京大学理学部物理学科を卒業後、日経BPに入社し、「日経エレクトロニクス」記者、世界の自然や文化を紹介する「ナショナルジオグラフィック日本版」副編集長、企業向け環境経営誌「日経エコロジー」編集委員などを経て、現職。生物多様性や自然資本、ESG投資・情報開示、SDGs、地方創生などを追っている。著書に『SDGsとESG時代の生物多様性・自然資本経営』など。環境省のSDGsステークホルダーズ会合委員や環境成長エンジン研究会委員、富山市SDGs未来都市戦略会議委員、佐渡市生物多様性普及啓発委員などを務める。富山大学客員教授、聖心女子大学非常勤講師なども務める。

招待講演

「千歳市における地域強靭化 ~“いつもの便利”と“もしもの備え”~ 」

横田 隆一
千歳市副市長
横田 隆一 氏

地震や台風、豪雨などの自然災害は大きな被害をもたらし、市民生活に大きな 影響を与えます。 このことから、千歳市では市民の命とくらしを守るまちづくりを進めており、 最近の災害事例と行政活動を紹介するとともに千歳市が取り組んでいる防災対策 としてハード対策とソフト対策をご紹介します。

■略歴
昭和53年 千歳市職員(37年)、平成27年5月1日から現職。

「動く家=スマートモデューロを活用した防災家バンク事業の概要について」

丹野 正則
株式会社アーキビジョン21
一般社団法人日本ムービングハウス協会

丹野 正則 氏

首都直下型地震や南海トラフ等、超大規模災害に備えて、通常時は、インバウンド向けホテルや防災訓練研修所等に使用され、いざ災害が発生すれば被災地へ緊急住宅レスキューを行うことをテーマに、防災家バンク事業を展開中。

■略歴
昭和46年3月北海道立札幌東高校卒業。昭和50年3月北海学園大学工学部建築学科卒業。昭和57年3月株式会社イワクラホーム退社。昭和59年4月株式会社アーキビジョン21設立、現在に至る。

「持続可能な千歳の創造に向けて」

三澤 計史
一般社団法人千歳青年会議所 顧問
三澤 計史 氏

本年度千歳青年会議所にて行っているSDGsの推進に関わる取り組みの事例と、昨年北海道胆振東部地震が発災した際に青年会議所として行った支援活動について説明致します。

■略歴
1982年山梨県勝沼町(現・甲州市)生まれ。高校卒業後、実家の中央葡萄酒(株)に勤務。2005年に渡米し、デアンザカレッジ、サンノゼ州立大学(化学専攻)に学び、現地アパレル輸入・小売業者に就職。2011年に帰国し、中央葡萄酒(株)から分社、設立された北海道中央葡萄酒(株)に勤務。2012年4月に同社代表取締役就任。2017年には(一社)千歳青年会議所理事長も務める。2018年に(公社)日本青年会議所 北海道地区協議会 北海道創生室室長として北海道胆振東部地震発災時の支援活動を担当。

パネルディスカッション

“日常”と“非日常”から考える持続可能なSmart Nature Cityちとせ

特別講演、招待講演の4名の講師とともに地域の現在と未来について議論します。

モデレータ
公立千歳科学技術大学 特任教授 下村 政嗣
パネリスト
藤田 香 氏、横田 隆一 氏、丹野 正則 氏、三澤 計史 氏